大小八つの島々をお生みになった後、二柱の神さまは、六つの小さな島々をお生みになりました。こうして国土を生み終えると、イザナミノミコト(女神)は遂に神々を生み始めました。
様々な神さまを生み、森羅万象に神々がお宿りになったのです。
しかし、次にお生みになった火の神の炎で、イザナミノミコトは下腹部に大やけどを負ってしまいました。この時、瀕死の重傷を負ったイザナミノミコトの嘔吐物や大便や小便から数々の神が生まれました。
お亡くなりになったイザナミを抱いてイザナギノミコト(男神)は、泣きました。そして、その火の神を十拳剣(とつかつるぎ)を抜いて切り捨てました。火の神から飛び散った血からまた、数々の神が生まれました。
古事記0003―イザナミの死
